まこ先のきまぐれラクダ日記

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カテゴリ:読書( 3 )

「私の文章作法」

 社会学者清水幾太郎のエッセイのような文章執筆作法読本。教育長のおすすめの一冊ということで、冬休み前に校長から紹介されて読むことに。学者の書いた文章は固くて読みにくいだろうと、「読まず嫌い」をしていたのだが、三連休で少し時間ができたので開いてみたところが、意外や意外、これがとても読みやすくておもしろかった。さすがWikipediaに「林達夫とならぶすぐれた日本語の書き手としても評価され」とあるだけに実に明快な文章である。第三話で、文章を書くという行為が、自らの内にある混沌から取捨選択し、順位付けする作業であるというようなことを述べているけれども、近年になって(ようやく)学校教育の中で言語活動の重要性が唱えられていることの意味がそこに見いだせるようだ。
 今から40年近く前の著作だが、論旨の中に古さを感じさせる部分は全くなく、簡潔な文章と漢字の問題、読書日記のすすめなど、今だからこそ「まさにその通り」と強く首肯してしまう点も多い。優れた著作には時代を超えて訴えるものがあることを改めて感じた。
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by mac04 | 2010-01-10 15:43 | 読書

ツチヤ先生の本を読んだ

 生来わたしは人が善い(「人柄が善い」ではなく、「だまされやすい」と同義語のほうだ。「お人好し」ともいう)ので、本を読むとすぐ影響されてしまう。小さいころは真剣に少年探偵団(コナンではなく小林少年のいる方)に入りたかったし、学生時代にライ麦畑…を読んだときには崖から飛び降りる夢を見た。何かの拍子に「清貧の思想」(中野孝次)を読んでしまったときにはわたしのつつましい生活は何よりもエライと思ったけれどその考えは3日で消えてしまった。わたしの場合はつつましい暮らしを「みずからの思想と意志によって積極的に」しているわけではないからである。
 さて先日、お茶の水女子大学の哲学教授である土屋賢二氏のエッセイ本を読んだ。抱腹絶倒エッセイなのだが、恥ずかしながら今まで全く知らなかった。言い訳をすればそれには理由があって、わたしは週刊誌や月刊誌というものをほとんど読まないからだ。この本は週刊文春に連載されたものをまとめたらしい。実は本を読んでいて本当に声を出して笑ってしまったのはこれが初めての経験である。すべてのエッセイがそうだったわけではないけれど、ニヤニヤも含めると結構な回数笑ってしまった。身につまされたところもあったし。ひとによってはツチヤ先生の書きぶりというか自虐ぶりが嫌みに感じるらしいけれど、わたしにはおもしろかったし自分にもエッセイくらい書けそうな気になった。というわけで、今日もツチヤ先生のように書いてみようと思ったりしているわけである。
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by mac04 | 2009-11-11 18:38 | 読書

ダ・ヴィンチ・コード(No.428)

b0013635_10385448.jpg ダン・ブラウン著「ダ・ヴィンチ・コード」を上巻だけ文庫本で読んだ。前に図書館で借りようと思ったら、貸し出し中だったので、そのときは同じキリスト教歴史ミステリ系に属する「聖骸布血盟」を読んだのだが、半分だけ読んだところでの感想としては、ストーリーの構成がよく似ているな、というところか。自分の国の神道や仏教の歴史さえまともに知らないのだから、キリスト教の歴史についてそれほど詳しいはずはないのだが、それにしても知らないことがあまりにも多すぎる。その最たるものは、一言で言えば現在に至るまでに様々な血なまぐさい権力闘争があったということだ。我々はあのオウム真理教を、極端なカルト集団でありごく一握りの特異なものとして理解しているけれど、ある時期のキリスト教だって案外それと大差ないものだったのではないか。キリスト教に限らず宗教とは概してそういうものだったのだろう。
 両方の本には、現代まで続く秘密結社として「テンプル騎士団」が登場する。秘密結社といえば代表格は「フリーメイソン」だと思われるが、調べてみるとフリーメイソンの起源がテンプル騎士団の生き残りだとする説もあるらしい。世の中の見えない部分ではいろいろな秘密があるのだろうか。そんなことを考えていると、映画「MIB」が描いたように、実はぼくらの周りにはすでに宇宙人がたくさん暮らしている!なんてことも100%うそっぱちとも思えなくなってくる。現実と空想の区別が付かなくなるのは「脳内汚染」の症状らしいが・・・・。
 ダン・ブラウンは主人公のラングドン教授を、ハリソン・フォードをイメージして創り上げたというが、個人的にはインディ・ジョーンズのタフなイメージが強いハリソン・フォードよりも、今回の映画に起用されたトム・ハンクスのほうが役にはまっているように思う。心配性で学究肌という雰囲気にぴったりではないかな。
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by mac04 | 2006-05-07 11:00 | 読書
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小学校教師のつぶやき。昔は情報教育についての話題も発信してました。


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