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まこ先のきまぐれラクダ日記

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サッカー(No.118)

 することが山積みなのに、ついサッカーを観てしまった。天皇杯の5回戦。ザスパ草津と横浜Fマリノスの試合である。
 先日、浦和との死闘を制してJ1の年間チャンピオンになったチームとJFLから来季ようやくJ2に昇格することがきまったばかり(らしい。詳しいことはしらないけど。)の草津では、はなから勝負は決まっていると思っていたら、これがどっこい、草津が先制してしまったものだから、さあ大変。
 「判官贔屓」という言葉があるけれど、この試合を観ていた横浜市民以外は、たぶん日本中みんな草津を応援したんじゃないだろうか。日本代表まで上りつめながら、今は弱小チームにとどまっているGKの小島。あろうことか右膝を痛めており、苦痛に顔を歪めながら必死にゴールマウスを守っている姿は、きっと観ていた人を惹きつけたにちがいない。審判の判定もどうもマリノス寄りに見えるし、これはどうあっても、草津を応援せねばならない、とみんな思ったに違いないのだ。
 後半の35分過ぎまで、1-0で草津が勝っていたときは、「もしかしたら」と思ったが、その後同点に追いつかれ、さらにイエロー2枚で2人も退場するという展開になっては、もうこれで終わりかと思われた。しかし、9人で必死に守り、結局、Vゴール方式の延長にまでもつれこんだ。ぼくもそうだが、この時点で「ここまでやれば、もう十分。小島さんも休ませてあげなきゃかわいそうだ。」ときっと多くの人は思ったに違いない。でも、草津のイレブン(もうこのときは9人だけど)はそうじゃなかった。最後まで勝ちにいった。
 そして・・・・、なんとFKのチャンスを生かして、王者マリノスに9人で勝ってしまったのだ。
いやあ~、びっくりした。そして考えさせられた。まさに執念という言葉があてはまると思うけれど、最後まであきらめないとは、こういうことかと思った。
 高額の年棒をもらっているマリノスの選手とはちがい、草津の選手の多くは、草津温泉で働く職員だという。その彼らがここまでやってしまうのだから、もう、なんとも言葉もない。久しぶりに「感動」した出来事だった。
by mac04 | 2004-12-15 23:42 | 日常
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小学校教師のつぶやき。昔は情報教育についての話題も発信してました。


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